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『キーボード・バッキングまる覚え』織原洋子著
『キーボード・バッキングまる覚え』織原洋子著
鍵盤楽器でコードを演奏するにも、ただ単に全音符や2分音符だけは味気無さを感じてしまいます。
やはりコードバッキング(コード伴奏)のレパートリーは持っておきたいものです。
それにはこの『キーボード・バッキングまる覚え』がお勧めです。
あるコード進行に対して3~11パターンのバッキング例があり、全部で138パターンになっています。
本自体は割と厚みが薄めですが、内容はギュッと詰まっている感があります。
カバーしているジャンルは幅広く、ポップス・ロック・R&B・ファンク・ブルース・ジャズ・ボサノヴァなどのパターン例が収録されています。
また、楽器自体も通常のアコースティックピアノのみならず、エレクトリックピアノやオルガン、シンセサイザーで演奏されています。
バッキング方法には基本的には著作権がありませんので、このまま自作曲に活用しても良いかと思います。
もちろんDTMに打ち込んでも問題ないでしょう。
実際に弾けなくてもピアノロールに打ち込んでしまえばそのまま適用できるというところに、やはりDTMの勝手の良さがあります。
すべてのパターンにサンプル音声があり、またカラオケ付きですので、実際に演奏練習ができます。
ピアノが弾ける人も弾けない人も、お勧めできる商品です。