作曲初心者

【初心者の方歓迎】ミニ「コード理論」講座 - 楽譜や音符は一切使わず解説!

2022年5月26日

ミニコード理論講座

ここでは、音楽理論の大半を占める「コード理論」を、難しい話はここでは抜きにして見ていきます。

楽譜(五線譜)が苦手な人でもおわかりいただけるように、楽譜を使わず説明していますので、初心者の方も安心してご覧ください!

そもそも「コード」とは?

そもそも「コード」とは?

コード」というと、何か記号や暗号というような意味合いに思えますが、音楽で言う「コード」とは『和音(複数の音を同時に鳴らした状態)』のことです。
※記号や暗号を示すコードの英語は「code」、音楽のコードは「chord」で綴りも違う

音楽に迫力があったり、複雑に聴こえるのは、同時に複数の音(和音)を鳴らしているためです。

では、どんな音でも重ねればいいか?というと、そうではありません。

何でもいいから音を重ねていけば、メロディの邪魔をしたり、コード自体の音が濁ってしまったりしてしまいますので、それなりの「法則」があります。

その「法則」というのは、「スケール(音階)の音を”1つ飛ばし”で重ねる」というのが一般的です。

スケール(音階)」というややこしい名称がでてきましたが、これは「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」のことです。

つまり、「ドレミ〜」の各音を"1つ飛ばし"で重ねていってコードを作ります。

重ねる音数は特に決まりはありませんが、ここでは簡単に「3つ」にしておきます。

ドレミ~でコードを作ってみよう

ドレミ~でコードを作ってみよう

では、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」という7つの音だけで、どんなコード(和音)ができるのでしょうか?

各音を起点に1音飛ばしでコードを作っていきましょう。

「ド」を起点としたコード

・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ 】

「ド」を起点とすると、次の「レ」を飛ばして『ミ』、その次の「ファ」を飛ばして『ソ』を重ねていきます。ということで、「ド・ミ・ソ」というコード(3和音)ができあがります。

ではサンプルを聴いてみてください。

「レ」を起点としたコード

【 ド・・ミ・ファ・ソ・ラ・シ 】

では今度は「レ」を起点としたコードを作っていきましょう。

レ」を起点とすると、次の「ミ」を飛ばして『ファ』、その次の「ソ」を飛ばして『ラ』を重ねていきます。ということで、「レ・ファ・ラ」というコードができあがります。

ではサンプルを聴いてみてください。

「ミ」を起点としたコード

【 ド・レ・・ファ・ソ・ラ・シ 】

続いて「ミ」を起点としたコードを作っていきましょう。

方法としては同じなので結論だけ言うと、「ミ・ソ・シ」というコードができがります。

ではサンプルを聴いてみてください。

「ファ」を起点としたコード

【 ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ 】

続いて「ファ」を起点としたコードを作ると、「ファ・ラ・ド」というコードができがります。

音は「シ」を超えると再び「ド」に戻ります

ではサンプルを聴いてみてください。

「ソ」を起点としたコード

【 ド・レ・ミ・ファ・・ラ・シ 】

続いて「ソ」を起点としたコードを作ると、「ソ・シ・レ」というコードができがります。

ではサンプルを聴いてみてください。

「ラ」を起点としたコード

【 ド・レ・ミ・ファ・ソ・・シ 】

続いて「ラ」を起点としたコードを作ると、「ラ・ド・ミ」というコードができがります。

ではサンプルを聴いてみてください。

「シ」を起点としたコード

【 ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・

最後に「シ」を起点としたコードを作ると、「シ・レ・ファ」というコードができがります。

ではサンプルを聴いてみてください。

作曲はパズルゲームだ!

作曲はパズルゲームだ!

以上のように、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」という7音で、

「ドミソ(①)」
「レファラ(②)」
「ミソシ(③)」
「ファラド(④)」
「ソシレ(⑤)」
「ラドミ(⑥)」
「シレファ(⑦)」

という7つのコードが出来上がりました。

作曲は、上の7つのコードを色々並び替えて、きれいに流れを模索して行います。

まるで、パズルのピースを並び替えるように、合うか合わないかを耳で判断して作っていっているのです。

つまり、作曲は「パズルゲーム」みたいなものです。

今、世界中に出回っている音楽の約6〜7割ぐらいが、上の7つのコードだけで成り立っています。
※キー(調)が違う場合もありますが

これ、驚きじゃないですか?世界には恐らく何億、何十億と曲があると思いますが、そのほとんどの曲の中身は突き詰めるとこの7つのコードだけなんて・・・

もちろん、上の7つ以外のコードを使っている音楽もあります。そういったコードをあわせても、たかだか20種類ぐらいしかコードはありません。

しかも、「すべてのコードを使わないといけない」ということはありません。大体、1曲中に平均4コから、多くてせいぜい10コ程度のコードで出来ています。

先程、「作曲はパズルゲームのようだ」と言いましたが、パズルの大人用は最低でも300〜400ピース以上はあります。対して作曲は最高で「約20ピース」。しかもすべて使う必要はなく、さらに何回でも同じピース(コード)が使えます。

それでは、色んなピースを当てはめて伴奏を作っていきましょう。

コードを並べて伴奏を作ってみよう

コードを並べて伴奏を作ってみよう

では実際に先程の7つのコードを色々並び替えてみましょう。ちなみに、並び替えて作ったコードの流れを「コード進行」といいます。

わかりやすくするため、7つのコードを数字で記していきます。

①ドミソ ②レファラ ③ミソシ ④ファラド ⑤ソシレ ⑥ラドミ ⑦シレファ

基本的に、コード進行は①を最後に持ってくると、非常に「落ち着き感」が出ますので、すべて最後は①にします。

コード進行例1:①→④→⑤→①

このコード進行は、作曲理論の中でド定番のコード進行です。ド定番すぎて、最近では逆にあまり使われません。

ではこのコード進行を聴いてみてください。

コード進行例2:①→⑥→②→⑤→①

このコード進行もド定番です。

コード進行例3:①→⑤→⑥→③→④→①→④→⑤→①

これは、「カノン進行」といわれ、これと同じコード進行は数えきれないくらいあります。

例えば、「翼をください」「愛は勝つ」「さくらんぼ」「クリスマス・イヴ」「それが大事」などなど、書ききれません。

下のサンプル音にあわせて、それらの曲を歌ってみてください。
(テンポがそれぞれ違いますので、歌いにくいかもしれませんが・・・)

コード進行例4:②→⑤→①→⑥→②→⑤→①

コード進行は「①で始まって①で終わる」ことが多いですが、最近では、この例のように①以外で始まるコード進行が増えてきました。

この他、並べ方によっては何十通りにもなります。ピアノなど鍵盤楽器をお持ちなら、色々並べ替えてみてください。自分でもおもしろいコード進行が作れるかもしれません。

コード進行のわずかな違いだけで、全く異なる曲になることがあるので、この7つのコードだけでもたくさんの曲が生まれていく、ということになります。

コードについてイメージができるようになった方は、ぜひ『3ステップで学ぶ作曲講座』もご覧ください

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