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『コード理論大全』清水響著

『コード理論大全』清水響著

昨今、音楽理論書にも漫画を取り入れたり、会話形式にしたりと、極力初心者の方にも手に取ってもらえるような工夫がされたものを多く見かけるようになりました。

そんな中でこちらの『コード理論大全』はかなり硬派です・・・

基本的な音楽の知識からコード理論を中心に、スケールやモードに関する内容も含まれています。

最近ここまで網羅的に音楽理論について細かく解説していくという本は出版されていなかったと思うので、そういった意味で新鮮な印象がありました。

ただ、事実を淡々と解説していくという感じで、初心者の方にはとっつきにくく、おそらく理解できない部分が多々あろうかと思います。

そんな意味でこちらの本は、すでに理論について学ばれている方の復習本、あるいはある程度理論を身につけている人が応用を身につけるための本という位置づけが適切と言えます。

譜例を多く使っていますし、各項目には問題があって理解度判定ができるようになっていますので、中級者以上の方なら特別難しいということはないように思います。
※若干文字数が多くあるため、あまりスイスイ読み進められるということはないかもしれません

なぜそういう解釈ができるのか?という部分についても解説されていますので、ただコードを使うということではなく、意味(効果)も分かった上で使うということが身に付いてくるのではと思います。

400ページ以上あってかなり分厚く重い本になっています。電子書籍版もありますので、通勤・通学等の時間を有効利用したい方は電子書籍版の方がお勧めかもしれません。ただ、若干文字が小さいのでそこが難点と言えますが。

『コード理論大全』清水響著
『コード理論大全』清水響著