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『ビートルズのコード進行レボリューション#9

『ビートルズのコード進行レボリューション#9』安東 滋著

ポップス・ロックの教科書ともいえるビートルズの音楽。
ビートルズの作品は作曲を志すなら一度は通らないといけない通過点と言えます。

著名なアーティストでもビートルズサウンドにインスパイアされた方はたくさんいらっしゃいます。

こちらの本は、ビートルズ作品でのコード進行上の「9つの特徴」にスポット当てて解説されています。大きく分けて9つで、9つの中にさらに細かいセクションがあります。

実際にどこでこういうコード(進行)が使われているか、細かく作品の紹介もありますので、実際に聴いてみるということが容易にできます。

また自作曲に生かすために、このアイディアをどういう状況で使うべきかの説明もあるので、ただ単にインプットだけでなく、アウトプットにも焦点を当てているところが素晴らしいと感じました。

ただ、内容的には少し難しく、ある程度音楽理論がわからないと理解しがたいという感じです。理論的な説明もありますが、全く理論を知らないという人にとっては厳しいかもしれません。

ですので、こちらの本はある程度音楽理論を知っているものの、その理論を実際にどう使って良いかわからない、作曲時に使えるヒント(アイディア)が欲しいという方にお勧めと言えます。

上記に当てはまれば、ビートルズの音楽をあまり知らないという方でも十分に役立つ内容と言えます。

著者の安藤滋さんは過去にギター関連の著作を多く出されているので、内容にもギターの指板表が載っています。

ですので、比較的ギタリスト(ギターに詳しい人)向きな内容になっていて、ギターが弾けるなら音楽を聴かないまでもそのまま弾いて確認できるようになっています。

ビートルズの作品をここまでアナライズ(分析)されたのは非常に骨を折っただろうなということを感じられる力作です。

音楽理論学習者にはぜひ手に取ってもらいたい一冊になっています。


『『ビートルズのコード進行レボリューション#9〜弾いて楽しむ9つのコード進行革命とその法則』安東 滋著
『ビートルズのコード進行レボリューション#9〜弾いて楽しむ9つのコード進行革命とその法則』安東 滋著