音楽を「聴く」ことの大切さ

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作曲スクールを運営していてこういうのも何ですが、
作曲に一番大切なことは音楽理論を学習することではありません。

本当に大切なのは「曲を聴く」ということです。
やはり実際の作品に触れるほど役に立つことはありません。

これは音楽に限らず、芸術一般すべてで言えるのではないでしょうか?

例えばカメラマンを目指す方は、著名なカメラマンの写真集をたくさん見ていると思いますし、画家を目指す方は実際に美術館を巡って本物の作品に多く触れていると思います。

また、料理人を目指す方は名店巡りで自分の舌を鍛えているでしょう。

小説家を目指す方もたくさんの小説を読んでいるはずです。

以前お笑い芸人の又吉直樹さんが芥川賞をとられましたが、
又吉さんの読書愛はすごく、あれだけ読んでいればもはや
芥川賞をとるのもうなずけます。

そういうことから、やはり実際に音楽を聴くことほど作曲の勉強になるものはないといえます。

ただ、同じ「きく」でも、「聞く」と「聴く」とでは大違いです。

「聞く」というのは、BGM的な感じでなんとなく音楽を聞いている状態。

「聴く」はしっかり一音一音追いながら聴いている状態です。

レコードやカセット、CDが全盛期だった頃はそうそうあれもこれも買うというわけにはいかなかったので、何度も同じ曲を聴くというのが当たり前でした。

ただ、昨今は各社サブスクリプション制(月額聴き放題)で音楽を提供しているので、元を取ろうとテレビのザッピング的な感じで「少し聞いては次の音楽へ」という流れになりがちです。

作曲のためということを考えれば、多くの音楽を聞いていくというのもダメというわけではありませんが、個人的には一曲を何度も聴くことをお勧めします。

何かと情報過多の時代、音楽くらいはゆっくり・じっくり聴いてみてはいかがでしょうか?