メロディが先か、コード進行が先か?:その2

作曲

前回に続いて、メロディから作曲することのデメリットについて見ていきます。

【メロディ先のデメリット②:正しい小節展開ができない場合がある】

基本的に音楽は、4小節あるいは8小節で推移します。
※場合によっては1小節程度延びることがあります

ただしメロディから作る方は、6小節のメロディになっていたり、7小節のメロディになってしまうことがあります。
※意図として6小節や7小節で終わるなら別にこれでも構いませんが

頭の中でメロディを組み立てているので、そのメロディが何小節になっているかまではあまり意識していないようです。

しかし、コードから作曲するとどうでしょうか?
4小節分、あるいは8小節分のコードを最初に並べて、それにメロディを付ければ、絶対に6小節や7小節といった中途半端な小節にはなりません。

足りなければところどころフレーズを付け足せばよいですが、多ければどこかを削除すればよいだけです。

4小節目あたり、8小節目あたりできっちりメロディを終わらせることができます。



【メロディ先のデメリット③:メロディの終着点が見えない】

音楽には「終止感」というものが必要になります。
「終止感」は『音楽が終わった』と容易に感じ取れることです。

しかし、メロディから作る方はあまりこの終止感は意識されず、メロディの最後になっても、いまいち終わったような感じがしない・音楽の途中で終わったようなメロディを作ってしまうことがあります。

何とか終止感を出そうとするため、ダラダラと無駄に音が続いたり、②にも関連してそれに伴って小節展開も変になってしまいます。

また、終止感と調は密接に関連していますので、調が自分でもよく分かっていないと、終止感のあるメロディは作れません。


しかし、コードから作れば、最初にコードを配置するので、どこで(何小節目で)終わらせるべきかが明確になります。

また、調も明確になるので、終わらせ方もある程度わかりやすくなります。
※基本的に音楽は、その調の1番目の音で終わらせることが多いです




以上、メロディから作るデメリットと、コード進行から作るメリットを見てきました。

コード進行はある意味音楽の「枠」です。
最初に枠を決めておけば、使う音や小節の長さもガッチリ決まります。

パズルと一緒で最初に外枠を作ってから中身へ進むようにした方が、意識しなければならないポイントが少なくなります。

コード進行から作曲する経験を増やしていけば、調や小節数、終止感といったものは特に意識しなくても、形式に沿ったものに仕上げていくことができますので、まずはコード進行から作曲する経験を増やしていかれることを初心者の方にはお勧めします。