楽器・ハードウェア

イヤーカフ型イヤホンのメリットとデメリットー実体験でわかったこと

イヤーカフ型のBluetoothイヤホンってどうよ?メリットやデメリットを見ていきます

最近、イヤーカフ型のワイヤレス(Bluetooth)イヤホンが気になり、イヤーカフ型を実際に使用してみました。

ここでは私自身が感じた、イヤーカフ型のメリットとデメリットについて見ていきます。

総合評価としては、イヤーカフ型のワイヤレスイヤホンは純粋に音楽を楽しむ目的では不向きだと感じました。

それでは詳しく見ていきます。

イヤーカフ型ワイヤレスイヤホンってどんな感じ?

イヤーカフ型のワイヤレスイヤホンは、その名の通り「イヤーカフ」のように耳を挟み込むように装着するイヤホンのことです。

私が購入したものは、形が勾玉のようでかわいい感じです笑

イヤーカフ型Bluetoothイヤホン

実際に耳に装着するとこんな感じです。

イヤーカフ型Bluetoothイヤホン
中の人
なんとなく”耳からエスカルゴ”って感じです汗

割と大きめですが、特に重みは感じませんし、しっかり耳に挟み込まれています。

挟まれている痛みも感じませんので、装着感は悪くないです。

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イヤーカフ型のメリット

実際にイヤーカフ型を使用してみて感じたメリットはだいたい次のようなものです。

では順番に見ていきます。

落ちない

まず、イヤーカフ型の大きなメリットは、何といっても耳に挟み込むことから「落ちない(落ちにくい)」ことです。

これまで使っていたカナル型(密閉型)のワイヤレスイヤホンは、歩いている振動で徐々に耳の穴から外れてきそうになることがしばしばでした。

特にジョギングなど振動が大きい動きには不向きで、落ちそうになるのを気にしながら、何度も耳に差し込むということをしないといけません。

イヤホンの側面にセンサーがあって、再度差し込もうとすると意図せずそのセンサーに触れてしまい、再生が止まったり音量が上がったりと、かなり不満がありました。

そう考えると、イヤーカフ型の落ちないというのは非常に良かったです。

蒸れない

カナル型では耳を密閉しますので、長時間視聴していると汗で蒸れてきます。

時には耳の穴の中が無性に痒くなることもありました汗

また、耳の穴の中に入れるということで耳垢がイヤーピース(イヤホンのゴムのところ)についたりして、衛生的にもよくありません。

片耳ずつ他人と共有したい場合はちょっとためらいがちになります…

しかしイヤーカフ型は完全に耳の中に差し込むということはないので(イヤホンと耳の穴には多少の距離がある)、蒸れにくいですし、耳垢が付着する心配もありません。

周囲の音がしっかり聴こえる

カナル型は耳栓をしているような感じになるので、再生された音は聞こえやすいという反面、周囲の音は聞こえにくくなります。
※カナル型でも最近は周囲の音を取り込むものもありますが

しかし、イヤーカフ型は完全に密閉しているわけではないので、周囲の音もしっかり聴こえます。

外で使いたいときには周囲の音への配慮も必要になってくるので、イヤーカフ型だと安心できそうです。

難聴になりにくい(?)

大きな音量で音楽を聞き続けていると難聴になると言われています。

特にカナル型ではかなりダイレクトに音が入ってくるので、より危険性も高まります。

その点イヤーカフ型は耳と若干の距離があるため、カナル型よりは難聴になりにくいのかなと感じました。

中の人
もちろん、あまりに大きい音で聴いているとイヤーカフ型でも難聴の心配がありますが

イヤーピースを無くしたりしない

カナル型でたまに困るのがイヤーピースを片方だけ無くすというものです。

私自身割と横着者なので、イヤホンをポケットについ何げなく入れたり、ポンっとどこかにおいてしまうことがあります。

気づくとなぜか片方だけイヤーピースが外れていて、あちこち探しても見つからないということがよくありました汗

Bluetoothイヤホン
なぜか片方のイヤーピースだけ無くなる…

イヤホンによっては予備のイヤーピースが付属していますが、大きさが違っていて、結局新しいのを買わないといけないこともありました。

その点、イヤーカフ型はイヤーピースがないので、イヤーピースを無くす心配をしなくてもよくなりました。

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イヤーカフ型のデメリット

一方、イヤーカフ型をしてみて感じたデメリットは次のようなものです。

付けるのに慣れが必要

まず最初に感じたデメリットは、すぐに付けるには慣れが必要だろうなというところです。

カナル型では耳穴に向けてポンと差し込むだけですが、やはりイヤーカフ型は耳に挟み込むということで、イヤホンを挟み込めるように耳を持ったり引っ張ったりしないと装着できません。

カナル型に慣れているとかなり面倒に感じました。

音が遠い

カナル型のように密閉するわけではないので、若干音が遠く感じました。

特に低音部分はほとんど聞こえない状態なので、低音の重みを感じたい方には不向きといえます。

低音を強めるには、音量をかなり上げるか、イコライザで低音をもち上げる工夫必要だと思います(それでも限度はあるかも?)。

周りがうるさいとほとんど聞こえない

イヤーカフ型のメリットである「周りの音がよく聞こえる」というのは諸刃の剣で、逆に周りがうるさいとほとんど再生音が聞こえません…

国道沿いのような走行車が多いところでは使用には適さないです。

こちらも音量を上げて対応できますが、少し道をそれて閑静なところに入ると逆にうるさいので、音量を上げたり下げたりで面倒です。

音漏れが激しそう

音漏れについてはカナル型でもある程度ありうるものですが、イヤーカフ型の方が激しいと思います。

周りの音が大きいとどうしても音量を上げて対応するしかなく、その分音漏れの音量も大きくなっているはずです。

混雑した電車内やエレベーター内とかでは安心して使えなさそうです。

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まとめ

以上、イヤーカフ型ワイヤレスイヤホンのメリットとデメリットについて見てきました。

まとめると次のようになります。

【イヤーカフ型のメリット】

  • 落ちない
  • 蒸れない
  • 周囲の音がしっかり聴こえる
  • 難聴になりにくい(?)
  • イヤーピースをなくしたりしない

【イヤーカフ型のデメリット】

  • 付けるのに慣れが必要
  • 音が遠い
  • 周りがうるさいとほとんど聞こえない
  • 音漏れが激しそう

イヤーカフ型のワイヤレスイヤホンは耳に挟み込むため、ウォーキングやジョギング、エクササイズ等、運動をする場合のイヤホンとしては効果的だと感じました。

ただ、純粋に「音楽を楽しむ」という目的で考えると、ちょっと音が遠く、周りの音も結構入ってくるので聞こえづらいという点で不向きだと感じました。

音楽を聴く目的ならカナル型を強くおすすめします。

以上参考になりましたら幸いです。

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