作曲本レビュー トップ > 『21』Adele
『21』Adele
『21』Adele
最近のチャートの上位はほとんどと言っていい程、「エレクトロ系」や「ダンス系」が占めています。
そんな中で、昔ながらのSoul系ミュージックがトップを維持していました。
その曲はAdele(アデル)の『Rolling In The Deep』です。
その曲が収められている楽譜が、アルバムと同名の『21』です。
Adeleの楽曲は全体的にシンプルです。
Jamiroquaiとは違って、難解なコードを使わず、基本に忠実なコード進行で組み立てられています。
しかし、Adeleの楽曲はシンプルさを感じさせません。
「シンプルな曲をシンプルに感じさせない」というのが、作曲者の腕の見せ所だと思います。
「シンプルでも良い」ということを再認識させてくれる楽譜ですので、
難しい音楽を作ろうとあれでもない、これでもないと悩んでおられる方にはおすすめです。
また、彼女は歌唱力もすごいので、同名のCDも購入してみましょう。
グラミー賞を受賞しただけあって、名曲が揃っています。
なんだか昔のジャニス・ジョプリンを感じさせます(そこまでSoulではないかも?)。