主要コードとは
主要コードとは?
あるひとつのスケール音のみでできたコード(ダイアトニックコード)は、トライアド・7thコード、メジャーキー・マイナーキー問わず7つありましたね。
各コード、それぞれコードトーン(コードの構成音)は違いますので、当然響きもそれぞれです。
それぞれのコードの響きを「3つの機能(特色)」にわけることがあります。
この考え方を「機能和声」といいます。
「3つの機能(特色)」とは以下の通りです。
●安定的なコード●
そのコードがなると、とても落ち着いて響くコード。
Cメジャーのダイアトニックコードでは「C」もしくは「CM7」のことを指します。
また、Aマイナーでは「Am」もしくは「Am7」のことを指します。
●不安定なコード●
そのコードがなると、落ち着かないコード。響きが悪いとされるコード。
Cメジャーのダイアトニックコードでは「G」もしくは「G7」のことを指します。
また、Aマイナーでは「Em」もしくは「Em7」のことを指します。
これらのコードがなぜ「不安定」なのか?疑問に感じるでしょうが、これ以上はかなり突っ込んだ音楽理論ですので省きます
●中間的なコード●
安定でも不安定でもない中間的な響きを持つコード。
Cメジャーのダイアトニックコードでは「F」もしくは「FM7」のことを指します。
また、Aマイナーでは「Dm」もしくは「Dm7」のことを指します。
これらメジャー・マイナー、それぞれ3つのコードを「主要コード」といいます。
つまり、そのキーではとても大きな力を持つ(特色がはっきりとしている)コードになります。
まとめると、次のようになります。
Cメジャーキー | Aマイナーキー | |
---|---|---|
安定的なコード | 「C」 「CM7」 | 「Am」 「Am7」 |
不安定なコード | 「G」 「G7」 | 「Em」 「Em7」 |
中間的なコード | 「F」 「FM7」 | 「Dm」 「Dm7」 |
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