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Cakewalk NextとCakewalk Sonarが無料での使用が可能に!

Cakewalk Next Sonar

無料DAW「Cakewalk by BandLab」の後継モデルとしてリリースされていた「Cakewalk Next」と「Cakewalk Sonar」。

ここに来て、新たな動きがありましたのでお知らせいたします。

Cakewalk NextとCakewalk Sonarが無料に!

当初BandLabの有料メンバーシップに登録しないと使えない(アクティベーションできない)ようになっていましたが、いつの間にか両者とも無料での使用が可能になっていました!

Cakewalk Next
※Cakewalk Next FAQsより
Cakewalk Sonar
※Cakewalk Sonar FAQsより

また、Cakewalk NextとCakewalk Sonarは「Cakewalk Product Center」というところからインストールするように変わっています。

Cakewalk Product Center内で王冠マークが付いたものが有料メンバーシップに登録した場合のみインストールでき、それ以外は無料でのインストール/使用が可能です。

Cakewalk Product Center
中の人
中の人
Cakewalk Sonarの詳しいインストール手順については下記からご覧ください
https://kaymusic-online.com/cakewalk/sonar-install/

Cakewalk NextとCakewalk Sonarの違い(実際に使ってみてわかったこと)

無料で使えるようになったので実際に両ソフトを使ってみました。

まずCakewalk Nextですが、Cakewalk by BandLabやCakewalk Sonarと違ってMacでも使えるようになっているのが大きな違いです。

Cakewalk Next
※Cakewalk Next

ただ、Cakewalk by BandLabやCakewalk Sonarにはある「譜面ビュー」がないなど、やや簡易的なものに感じました。

ですので、作曲ソフトというよりは“作曲アプリ”という感じです。

その他、今のところ日本語に対応していないため、使いにくい印象があります。

中の人
中の人
私の環境のみかもしれませんが、音が鳴りません…また、たまに画面が固まったりします…

一方、Cakewalk Sonarは「Cakewalk by BandLabの純粋な後継版」という感じで、見た目や操作はCakewalk by BandLabとほぼ同じです。

Cakewalk Sonar
※Cakewalk Sonar
中の人
中の人
こちらは日本語に対応しています!

上図のように、外部音源のEZ Drummer3を立ち上げてみましたが、しっかり音が鳴ります。

ですので、Cakewalk by BandLabや旧モデルのSONARを使ったことがある方は、Cakewalk Sonarの方が使いやすいと感じられるはずです。

ちなみに、Cakewalk Sonarを立ち上げると下図のようなメンバーシップに登録した場合のメリットが表示されます。

BandLabメンバーシップ

この画面は15秒経たないと消せなくなっている仕様なので、そこがちょっと面倒なところです…

Cakewalk by BandLabの新規アクティベーションは2025年7/31まで!

すでに開発やサポートが終了してしまっている旧モデルのCakewalk by BandLabですが、2025年8月1日以降は新規のアクティベーション(認証作業)ができなくなる予定です。

Cakewalk by BandLab

いくらCakewalk by BandLabをパソコンにインストールしていても、アクティベーションしていない限り使えませんので、もしまだCakewalk by BandLabをアクティベーションをしていない方は、ぜひ2025年7/31までにアクティベーションしておきましょう!

中の人
中の人
インストールとアクティベーションさえしていれば、8/1以降も使用自体は可能なはずです

別にCakewalk Sonarが無料で使えるんだからわざわざCakewalk by BandLabをインストールしなくてもいいのでは?とも考えられますが、Cakewalk SonarはCakewalk by BandLabの一部の機能が削減されているので注意が必要です。

例えば、Cakewalk by BandLabに付属する「ProChannel Modules」や、ディザリングの「Pow-r1」「Pow-r2」「Pow-r3」を使うには有料メンバーシップに登録しないといけなくなっています。

ProChannel Modules
ディザリング

今のところ、Cakewalk by BandLabも「Cakewalk Product Center」からインストールできるようになっていますので、まだの方はついでにインストールしておいても良いかもしれません。

Cakewalk Product Center

Cakewalk by BandLabのプロジェクトファイルは使えるのか?

Cakewalk by BandLabが完全になくなってしまうと、Cakewalk by BandLabで作成したプロジェクトファイルはどうなるのだろう?と心配されている方もおられるかもしれません。

一応、Cakewalk by BandLabのプロジェクトファイルがCakewalk NextとCakewalk Sonarで使えるかみてみましたが、やはりCakewalk Sonarは純粋なCakewalk by BandLabの後継版ということもあって、問題なく開くことができますし、しっかり音も鳴ります

しかし、Cakewalk Nextでは全く別ソフト扱いになっているためか、開くことはできませんでした。

ですので、Cakewalk Sonarを今後使っていくのでしたら、Cakewalk by BandLabのプロジェクトファイルは無駄にはならなさそうです。

以上、駆け足で見ていきました。また続報があればお知らせしたいと思います。

Cakewalk SonarはCakewalk by BandLabと操作や見た目がほぼ同じなので、下記の「Cakewalk by BandLab使い方講座」も引き続き参考になるはずです。

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