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コード進行を弾いてみよう(トライアド) - ギター弾き方&作曲講座

コード進行を弾いてみよう(トライアド)

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それでは今回は、前回までで見たトライアドのコードフォームを使って実際にコード進行を弾いてみましょう。

オーソドックスなコード進行を6つ用意しました。

コード進行例1:C ⇒ G ⇒ C

まず一つ目は「C ⇒ G ⇒ C」というコード進行です。「起立」「礼」「着席」のコードともいわれます。

コード「C」は安定、コード「G」は不安定なので、「安定 ⇒ 不安定 ⇒ 安定」という一連の流れが生まれます。

コードフォームの確認

各コードのコードフォームは次のようになります。

【コード「C」】

コードC
コードC画像

【コード「G」】

コードG
コードG画像

コードの押さえ方を確認したら下記のコード進行のサンプルを聴いてみて、それからご自身で弾いてみましょう。

コードチェンジのポイント

あるコードから別のコードへ移行することを「コードチェンジ」といいますが、慣れない間は滑らかにつながりません。

また、コードチェンジの間に指が弦にあたり音が消えてしまったり、別の音が鳴ったりすることもあります。

しかし、最初はみんなそうですので、仕方のないことと認識しておきましょう。

「C ⇒ G」のコードチェンジのポイントは、コード「C」の中指と薬指をそのまま1弦上に移動させ、小指で1弦3フレットを押さえれば、コード「G」の完成です。

コードチェンジは極力少ない動きになるように、共通点や類似点等を意識していくとよいでしょう

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コード進行例2:C ⇒ Am ⇒ G ⇒ C

先程の「コード進行例1」に、『Am』をかましたパターンです。

コード「Am」は、コード「C」の代理コードですので「安定」になります。つまり大まかに見れば「C ⇒ G ⇒ C」と同じ、「安定 ⇒ 不安定 ⇒ 安定」という流れのコード進行になります。

コードフォームの確認

それではコードフォームを確認しておきましょう。

【コード「C」】

コードC
コードC画像

【コード「Am」】

コードAm
コードAm

【コード「G」】

コードG
コードG画像

コードの押さえ方を確認したら下記のコード進行のサンプルを聴いてみて、それからご自身で弾いてみましょう。

コードチェンジのポイント

「C ⇒ Am」では、コード「C」の薬指のみを3弦の2フレットに移動させれば、コード「Am」の完成です。

「Am ⇒ G」へのコードチェンジは、動作が大きくなるので最初はうまくつながりません。

ただし、何度も弾いていると自然に滑らかにつながるようになりますので安心してください。

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コード進行例3:C ⇒ Em ⇒ G ⇒ C

「コード進行例2」の『Am』を、同じくコード「C」の代理コードである『Em』にしたパターンです。

こちらも大まかに見れば結局は「安定 ⇒ 不安定 ⇒ 安定」という流れのコード進行になります。

コードフォームの確認

それではコードフォームを確認しておきましょう。

【コード「C」】

コードC
コードC画像

【コード「Em」】

コードEm
コードEm

【コード「G」】

コードG
コードG画像

コードの押さえ方を確認したら下記のコード進行のサンプルを聴いてみて、それからご自身で弾いてみましょう。

コードチェンジのポイント

特に共通する部分がないので、何度も指を動かしてみて、滑らかになるまで練習してみましょう。

ただ、「Em ⇒ G」の場合は中指が共通していますので、中指を固定させて薬指を移動させることを意識するとうまくコードチェンジできるかと思います。

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コード進行例4:C ⇒ Dm ⇒ G ⇒ C

「中間」のコードである「Dm」を入れたパターンです。

「中間」のコードは、「安定」と「不安定」をつなぐ中継ぎ的で、とても大切な働きを見せる役割を持っています。

「安定 ⇒ 中間 ⇒ 不安定 ⇒ 安定」という流れのコード進行になります。

コードフォームの確認

それではコードフォームを確認しておきましょう。

【コード「C」】

コードC
コードC画像

【コード「Dm」】

コードDm
コードDm

【コード「G」】

コードG
コードG画像

コードの押さえ方を確認したら下記のコード進行のサンプルを聴いてみて、それからご自身で弾いてみましょう。

コードチェンジのポイント

「C ⇒ G」は、コード「C」の人差し指と中指をそのまま1弦下げ、そして薬指を2弦3フレット目に移動させます。

そのほかは特に共通する部分がないので、何度も指を動かしてみて、滑らかになるまで練習してみましょう。

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コード進行例5:Dm ⇒ G ⇒ C ⇒ C(Am)

「コード進行例4」を、『Dm』からスタートさせたパターンです。

「中間 ⇒ 不安定 ⇒ 安定」という流れなので、最初から若干の不安定感をかもし出すコード進行になります。

コードフォームの確認

それではコードフォームを確認しておきましょう。

【コード「Dm」】

コードDm
コードDm

【コード「G」】

コードG
コードG画像

【コード「C」】

コードC
コードC画像

コードの押さえ方を確認したら下記のコード進行のサンプルを聴いてみて、それからご自身で弾いてみましょう。


また、最後の「C」を代理コードの『Am』に変えるコード進行もよく出てきます。

「Am」のみ再度確認しておきましょう。

【コード「Am」】

コードAm
コードAm

コードの押さえ方を確認したら下記のコード進行のサンプルを聴いてみて、それからご自身で弾いてみましょう。

コードチェンジのポイント

特にこれと言った共通点がなく、割と大きく動くコードチェンジになるので難しく感じられるかもしれません。

ただ「C ⇒ Am」は、動かすのは薬指だけということを覚えておくと動かしやすくなります。

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コード進行例6:C ⇒ F ⇒ G ⇒ C

「主要コード」のみのコード進行です。「安定⇒中間⇒不安定⇒安定」という流れになります。

「コード進行例4」の『C ⇒ Dm ⇒ G ⇒ C』というコード進行と機能の流れは全く同じになります。

コードフォームの確認

それではコードフォームを確認しておきましょう。

【コード「C」】

コードC
コードC画像

【コード「F」】

コードF
コードF

【コード「G」】

コードG
コードG画像

コードの押さえ方を確認したら下記のコード進行のサンプルを聴いてみて、それからご自身で弾いてみましょう。

コードチェンジのポイント

Cメジャーのダイアトニックコードの中で、一番難しい「F」が出てきます。

そのため、「C ⇒ F」のコードチェンジがうまくできるようになるには、かなり時間がかかります。

まずはコード「F」がすぐに押さえられるようになりましょう。手を楽な状態にしてからすぐに「F」にする、という練習をまずはやってみてください。

最初はギターは使わず、指だけエアーで動かすというのもありです。フレミングの法則みたいに、すぐにFの手の形になるように何度も練習をしてみてください。

以上で「トライアド実践編」は終了です。

もし良ければこのまま「7thコード編実践編」もご覧ください。

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