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セーハコードを活用しよう:その1
セーハコードを活用しよう:その1
ピアノでは、コードフォーム(右手・左手)をそのまま半音や全音を上げれば、コードも半音や全音上がります。
たとえば、次のようにコード「Em」をピアノで押さえたとします。
ちなみに、ピアノではヘ音記号にある音符は左手で、ト音記号にある音符は右手で押さえます。この場合、左手は「ミとシ」、右手は「ミ・ソ・シ」になります。
では、このコードフォームをそのまま半音上げればコード「Fm」になります。
では、同じことギターでやるとどうなるでしょうか?
Emのコードフォームは次のようになります。
このコードを半音上げた「Fm」にするために、ピアノと同じように、押さえている指を半音上げてみます。
この場合、押さえた弦は半音上がりましたが、それ以外の開放弦は元の音のままですね。
つまり、ピアノのようにギターではそのまま指を上げてもちゃんとしたコードにならないということです。
では先ほどの「Fm」もどきのコードフォームをれっきとした「Fm」にするにはどうすればいいでしょうか?
押さえている弦のみ半音上がっているので、押さえていない弦を半音上げれば「Fm」の完成です。そこでとられる方法が「セーハ」です。
人差し指を1フレット全体をセーハしてやると押さえていない弦がすべて半音上がる事になります。
※セーハしやすいように、元々押さえていた指を薬指と小指に変えています
つまり「セーハ + ローコード(一般的なコードフォーム)」でどんなコードでも作れるということです。
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