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よく使う基本エフェクト:イコライザ
イコライザ
「イコライザ(Equalizer)」というのは、周波数ごとに音量を変えるエフェクトです。
iPodやWalkman等で、ベースをブーストさせたり、ジャンル別に音質を変えることができる機能がありますね。これがイコライザです。
GarageBandでは「ビジュアルEQ」と書かれています。
イコライザを細かく設定するには、コンプレッサーの場合と同様、アイコンにマウスカーソルをあてクリックすると、調節ダイアログが出てきます。
「Bass(低音域)」「Low Mid(中低音域)」「High Mid(中高音域)」「Treble(高音域)」という4つの音域帯があり、それぞれの音域ごとに音量の調節をします。
ダイアログ右下の「Analyzer」にチェックマークを入れると、再生しているループの音域をみることができます。
例えば次のループ素材の場合の周波数をみたいとします。
このループ素材の周波数帯は次のようになります。
白い波線がループ素材の周波数ごとの音量になります。
ここでわかるように、このループ素材は「中低音域」が高く、「中高音域」が低くなっているとわかります。
この周波数の状態をみて、周波数帯域ごとに音量を調節します。
それでは、イコライザを調節してみましょう。
イコライザを調節するには、画面に表示されている青い線をドラッグします。
次のように高音域を持ち上げてみました。
アナライザーの白い線も、高音域の音量が上がっていることを示しています。
それでは、高音域を持ち上げるとどう変わったかを元のループと聴き比べてみてください。
◆元のループ◆
◆高音ブースト◆
やや、シャリシャリした音に変わります。
今度は低音域をブーストしてみましょう。
音量を示す白い線をみると、あきらかに低音域の音量が上がっていますね。
それでは、そのループ素材を聴いてみてください。
やや、モコモコした音に変わります。
このように、全体の音量を上下させるのではなく、周波数ごとの音量を上下させて音質をかえるのがイコライザの役割です。
また、イコライザでも「プリセット」が用意されているので、そちらを利用してみましょう。
GarageBandでは「EQ」は、周波数帯ごとに細かく調整できる『Channnel EQ』と、簡易的に調整できる『Single Band EQ』があります。
ここでは『Channnel EQ』についてみていきます。
イコライザを細かく設定するには、コンプレッサーの場合と同様、まずはラックにEQをセットして、電源マークをクリックします。そして真ん中の調整ボタンを押すと、調節ダイアログが出てきます。
画面右から低域、左へ向かうごとに高域になっており、それぞれの音域ごとに音量の調節をします。
ダイアログ右下の「アナライザ」にチェックマークを入れると、再生しているループの音域をみることができます。
例えば次のループ素材の場合の周波数をみたいとします。
このループ素材の周波数帯は次のようになります。
白い波線がループ素材の周波数ごとの音量になります。
この周波数の状態をみて、周波数帯域ごとに音量を調節します。
それでは、イコライザを調節してみましょう。
イコライザを調節するには、調整したい音域にマウスカーソルを持っていきドラッグします。
上にドラッグするとその音域の音量が上がり、下にドラッグするとその音域の音量が下がります。
ここでは次のように高音域を持ち上げてみました。
アナライザの白い線も、高音域の音量が上がっていることを示しています。
それでは、高音域を持ち上げるとどう変わったかを元のループと聴き比べてみてください。
◆元のループ◆
◆高音ブースト◆
やや、シャリシャリした音に変わります。
今度は低音域の音量を上げてみましょう。
音量を示す白い線をみると、あきらかに低音域の音量が上がっていますね。
それでは、そのループ素材を聴いてみてください。
やや、モコモコした音に変わります。
このように、全体の音量を上下させるのではなく、周波数ごとの音量を上下させて音質をかえるのがイコライザの役割です。
また、イコライザでも「プリセット」が用意されているので、そちらを利用してみましょう。
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