- 「保育士実技試験の音楽ではピアノで受験するつもりだけど、うまく演奏できない…」
- 「ピアノで受験したけど、落ちてしまった…」
- 「楽器を弾いたことがないから、言語と造形を選ばざるを得ない…」
本ページをご覧の方は、こんなお悩みをお持ちかもしれません。
個人的には、保育士実技試験の「音楽」ではピアノよりもギターで受験する方がおすすめです。
ここではギターの方がおすすめである理由を3つご紹介します!

ギターの方がおすすめの理由

「音楽」で受験する場合、ほとんどの方はピアノを選択されると思います。
ただ、もしピアノもギターもほとんど演奏経験がないのなら、個人的にはギターでの受験をおすすめします。
ギターの方がおすすめできる理由は次の3つです!
ではそれぞれ詳しく見ていきます。
理由1:実質覚えるのは左手の動きだけだから
ピアノで課題曲を弾く場合、左手は伴奏(ベース)、右手はメロディを演奏することが一般的です。

しかし、ピアノ演奏に慣れていない方は、右手と左手で別々の音、別々のリズムで弾こうとしても、片方の手の動きにつられてうまく弾けないということがよくあります。
一方ギターでは、右手は下記のサンプル音声のように、一定のリズムで弦をかき鳴らしておくだけです。
そして、左手の形(コード)を変えて演奏します。ですので、ギター演奏で覚えるのは実質左手の動きだけです。
ちなみに、下記は「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」の伴奏サンプルです(1回目は伴奏のみで、2回目はメロディあり)。
上記サンプル音声は、右手はずっと一定のリズム(4分音符)を保っているだけで、変わっているのは左手の形だけです。
※途中フェルマータがあるので延ばしているところがありますが

ギターは「馴染みがない」ということだけで多くの方に敬遠されがちですが、実際のところピアノを習得するよりギターを習得する方が難易度は低いと感じます。
もちろん、すぐに簡単にできるようになるとは言いませんが、2か月くらいしっかり練習すれば合格レベルまで到達できるはずです。
理由2:普段練習しているギターで受験できるから
ピアノで受験する場合は、試験会場に設置されているピアノを使うので、当然自分が普段練習で使用しているものとは違います。
SNS等では、普段使用しているピアノより鍵盤が重くて指がうまく動かなかった、という意見をよく見かけます。
ピアノに慣れていない人は鍵盤の重みであったり鍵盤同士の間隔が微妙に違っていただけでも、混乱してミスタッチを連発してしまうということが起こりえます。
一方、ギターでの受験なら普段練習しているものを会場でも使いますので、慣れている楽器で受験できます。
ですので、練習してきたことを当日も再現しやすくなります。

理由3:ある程度音量を調節できるから
ピアノでの受験でもう1つよくある意見は、「試験会場のピアノの音量が思ったより大きくて、歌声が負けてしまった」というものです。
会場のピアノにもよりますが、鍵盤を軽く押しただけでもかなり大きな音が鳴ってしまう場合があります。
こちらもピアノに慣れていない人は、普段練習で聴いている音の大きさとの違いにびっくりしてしまい、演奏の途中で混乱してしまって、練習してきたことがうまく発揮できないということが起こりえます。
一方、ギターだと弾き方次第で音量は調節できます。
ピックを使ったり、右手の指全部で弦をかき鳴らすとギターでも結構大きな音量が出てしまいますが、下の写真のように「いいね(👍)」の手の形で、親指一本(厳密に言うと親指の爪)だけ弦に当たるようにするとかなり音量が減り、歌声が通るようになります。


ギター受験でのデメリット

ギター受験でのいいことばかりを書きましたが、残念ながら下記のようなギター特有のデメリットもあります。
それぞれ1つずつ見ていきます。
デメリット1:当日の荷物が多くなる
自分のギターで受験できるというメリットの一方で、逆にいうと自分のギターを持っていかないといけません。
また、会場にはギター受験者用の譜面台が用意されていないので、譜面台を使いたい場合は譜面台も持っていかないといけません。
ですので、当日の荷物がかなり多くなってしまいます。
会場では荷物を持ってウロウロしておかないといけないので、2つの実技で時間差がある時はかなり面倒に感じられるかもしれません。
もし車をお持ちの場合なら、会場近くの駐車場に車を停めておいて、車の中にギターを置いておくという方法があります。
また、会場が駅から近いのなら、ギターなどの荷物を駅のコインロッカーに入れておくというのも一つの手です。

デメリット2:事前にチューニングをしないといけない
ギターはしっかりチューニングをしておかないと音がずれてしまって、当日歌いにくくなる可能性があリます。
ちょっと弦に圧力がかかっただけでもチューニングがずれますので、家でしっかりチューニングしていても、会場までの移動中にずれてしまうことは十分に考えられます。
チューニング自体は会場でできますし、チューニング方法もチューニングメーター(スマホのアプリもあります)など使えばそんなに難しいものではありませんが、何もしなくても良いピアノに比べるとやはり面倒に感じます。
デメリット3:ギターが対象から外れてしまうこともあり得る
実技はこれまで「ピアノ」「ギター」「アコーディオン」の3種の中から受験可能でしたが、「アコーディオン」が対象から外れ、今現在では「ピアノ」か「ギター」のみです。
おそらくアコーディオンで受ける人がかなり少ないということからだと思いますが、今後「ギターでの受験者数が少ない」「効率化のため」といったことで、ピアノに一本化されることもあり得ます。
ですので、ギターが対象になっているうちに早めに合格しておく必要があります。
どんなギターが良い?

ピアノかキーボードなら家にあるけど、ギターが家にあるという方はかなり少ないのではないかと思います。
楽器店かAmazonなどでは、教則本や替えの弦、チューナーなどが付いた「初心者セット」が多く売られています。
安いものなら1万円くらいで手に入りますが、安いギターは弦を正しく押さえているのにちゃんと鳴らないといったことが起こりえますので、注意が必要です。
個人的には多少高めのギターを買って、これを機に趣味としてずっと弾き続けるというのもアリかなと思います。

ちなみに、私が受験で使用したギターはMartin(マーチン)の「LX1」というモデルです。
こちらは、いわゆる「ミニギター(トラベルギター)」というもので、通常のギターより2周りくらい小さめになっています。
その分軽く、また持ち運びもかなり楽でした。プロの方も使っているモデルなので、音の鳴りも良いです。

課題曲のコードが弾きにくい場合
課題曲によってはコード(左手の動き)が難しい場合もあります。
そういった場合は、移調させると弾きやすくなる場合があります。
また、試験概要には「コードネームを尊重して演奏すること」となっていて、「指定された通りにコードを弾け」とは書かれていません。
ですので、自分なりに弾きにくいと感じるところは、押さえやすいコードに変えるというのも1つです。

楽典は筆記試験(保育実習理論)でも出てくるので、まだ保育実習理論に合格していない方は学んでおいても損はないです
さいごに
以上、ピアノよりギターでの受験の方がおすすめの理由を解説しました。
「音楽」で受験すると言ったら、多くの方はピアノを選択されると思います。
しかし解説した通り、ギターの方が覚えることは少ないので、ピアノで何度か落ちてしまっている方はこれを機にギターもご検討されてみてはいかがでしょうか?
また、これまで「造形」と「言語」で受けていて何度も落ちているということでしたら、「音楽(ギターでの受験)」も選択肢に入れてみてください。
それでは実技試験の合格、切に願っております。