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Cakewalk Sonarで「Komplete Start」を使ってみよう!(Cakewalk by BandLab対応)

Cakewalk Sonarで「Komplete Start」を使ってみよう!(Cakewalk by BandLab対応)

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Cakewalk Sonar(Cakewalk by BandLab)は非常に高機能のDAWですが、音源(バーチャル楽器)が下記の4つしかありません。

  • エレクトリックピアノ
  • アコースティックドラム
  • ベース
  • ストリングス(弦楽器)
中の人
中の人
過去には「TTS-1」という複数の音色が入った音源が付属していたのですが、残念ながら今現在は付属されていません

通常の音楽でよく使われるアコースティックピアノやギターがないので、これでは作れる音楽がかなり限られてしまいます…

より幅広く作曲するためにも別途音源を導入する必要があるのですが、ここでは無料で使える「Komplete Start」というソフトを使ってみましょう!

Komplete Startのインストールしよう

「Komplete Start」というのはNative Instruments社が開発する音源やエフェクトのいくつかを集めてワンパッケージにしたものです。

無料で誰でも使えるようになっているので、ぜひ導入をおすすめします!

Komplete Startのインストール手順については下記にまとめましたのでご覧ください。

Komplete Startの音源をCakewalkで使ってみよう

Komplete Startの音源をインストールし終えたら、実際にCakewalkでも使っていきましょう!

「Kontakt」の立ち上げ方

Komplete Start内の音源を使用するには、まずは「Kontakt (Kontakt Player)」という基幹ソフトを立ち上げなければなりません

音源の立ち上げ方は付属音源と同じで、画面右側の「ブラウザ」画面から「Plugins ⇒ Instruments」をたどります。

「Kontakt」は「Uncategorized」フォルダにあるので、それをダブルクリックするか、トラックビューにドラッグ&ドロップします。

kontakt
中の人
中の人
「Uncategoraized」フォルダにない場合は、他のフォルダに入っているかもしれません。
もし、どのフォルダにも入っていない場合は、「「Kontakt」がどこにも表示されていない場合」をご参照ください

下図のような「プラグインシンセの挿入オプション」ダイアログが表示されたら、画面右側の「シンセのプロパティページ」にチェックが入っていることを確認し、「OK」を押します。

プラグインシンセの挿入オプション

そうすると、Kontaktが立ち上がります。

kontakt

同時に、「Kontakt」トラックも作成されます。

Kontakt

「Kontakt」がどこにも表示されていない場合

画面右側の「ブラウザ」画面から「Plugins ⇒ Instruments」をたどり、どのフォルダにもKontaktが入っていないという場合は、Kontaktのファイルを保存しているところがCakewalkに認識されていません。

Kontaktのファイルは下記の場所にあります。

C:\Program Files\Common Files\VST3

ですので、この場所をCakewalkに認識させます。

まずはメニューバーの「編集」から「環境設定」を選択します。

環境設定

続いて、環境設定画面の左メニュー「ファイル」の中にある「VSTプラグイン」を選択します。

VSTプラグイン

「VSTプラグイン」を選択すると、画面の右側上部に「VSTプラグインの検索」というところがあり、こちらに表示されているフォルダを読み込むように設定されています。

VSTプラグイン

ですので、Kontaktのファイルが入っているフォルダが表示されていないので、そちらのフォルダを追加しないといけません。

「追加」をクリックし、「PC」⇒「Windows (C:)」⇒「Program Files」へとたどっていきます。

フォルダ

そして、さらに「Program Files」⇒「Common Files」と進み、その中の「VST3」フォルダを選択した状態で「OK」ボタンを押します。

フォルダ

そうすると、こちらのフォルダが「VSTプラグインの検索」に表示されているはずです。

VSTフォルダ

この状態を確認したら、環境設定画面下にある「OK」を押します。

環境設定画面

再度画面右側のブラウザ画面から「Plugins ⇒ Instruments」をたどり、その中野「Uncategorized」フォルダ(あるいは別のフォルダ)に表示されているかと思います。

VSTフォルダ

Kontaktはこちらの「VST3」フォルダに保存される仕組みになっていますが、音源によっては別のフォルダに保存される仕組みになっているものもあります。

ですので、他社製音源を購入したもののその音源が表示されない場合は、その音源はどのフォルダにファイル(VSTファイル)を保存しているかを確認し、同じ手順でそのフォルダを追加するようにしてください。

下記も併せてご覧ください。

Kontaktの簡単な使い方

では、Kontaktの使い方について簡単に見ていきます。

ダウンロードした音源(音色)を確認するには?

まず、Native AccessでダウンロードしたKomplete Startの音源(音色)を確認してみましょう。

「Kontakt」の画面左上にある「LIBRARY」と書かれているところを選択してください。

そうすると、下図のように画面下部にKomplete Startの音源(音色)が表示されます。

Kontakt

音源(音色)をセットするには?

では実際にどんな音源(音色)が入っているのか視聴してみましょう。

サムネイル画像と音源名を参考に、聴いてみたいサムネイル画像をを選びます。

例えば「Piano Uno」を選択してみましょう。そうすると、下図のように「Piano Uno」にある音色一覧が表示されます。

Piano Uno

バーチャル楽器とオーディオデータの違いの見分け方

Komplete Startの各種音源の中にはバーチャル楽器だけでなく、ループ素材などのオーディオデータも含まれています。

音色名の左端に鍵盤のマークが付いているものがバーチャル楽器で、何も付いていないものがオーディオデータになります。

バーチャル楽器

ですので、バーチャル楽器として使いたい場合は、鍵盤マークがついたものを選ぶようにしましょう。

音色名をクリックすると、サンプル音声が鳴りますので、自分の作品に合いそうなものを選びます。

使いたい音色が見つかったら、その音色名をダブルクリックしてみましょう。

そうすると、下図のように選択した音色がセットされます。

Kontakt

画面下に表示されているキーボードをクリックしてみて、音が鳴るか確認してみましょう。

音色によっては下図のようにパラメーターをいじることができるので、より自分好みのサウンドに変えることもできます。

音色パラメーター

セットした音色を削除するには?

音色をセットしたものの、思ったほど気に入らなかったという場合はセットされた音色を消して、再度別の音色をセットしてみましょう。

現在セットされている音色はKontakt画面上部の「Instruments」というところに表示されています。

Instruments

こちらに表示されている音色名の右端にある「×」マークを押すと、セットが解除されます。

音色名

そうすると、再び画面下部に音源一覧のサムネイル画像が表示されますので、再度目的の音源から音色を選んでください。

Kontakt

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