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SONARの「Session Drummer3」で打ち込み:その4

「Session Drummer3」で打ち込み:その4

【ヴェロシティの編集(16ビート)】

前回で、「8ビート」のヴェロシティ編集を行いました。
今回は「16ビート」のヴェロシティ編集を行っていきます。

16ビートはハイハットが8ビートの2倍になるので、作業が非常に煩雑になります。
そのため、4~8つ程度のハイハットのヴェロシティを編集し、複製するのがベストです。

ということで、次のように4つのみハイハットを打ち込み、ヴェロシティを編集しました。

ハイハット

16分ハイハットの場合、「強⇒弱」よりも「強⇒弱⇒中強⇒弱」にした方がいいです。

強⇒弱⇒中強⇒弱

こうすることで、より豊かなグルーヴ感・ウネリ感が出ます。

では、ハイハットを右クリックで全体を覆い、「Ctrlキー」を押しながら複製しましょう。
次のようになりました。

16分ハイハット

ではこの16ビートを聴いてみましょう。

元の16ビートです。

本当は複製せずに一つ一つヴェロシティを編集した方が、はるかにリアル感・人間臭さがでます。

しかしとても面倒なので、複製でもそんなに大きな違いがでることはありません。

ドラムの打ち込みについてもっと詳しいことを知りたい方は、
下記の『DTM打ち込みグルーブ制作技法』という本があります。

『DTM打ち込みグルーブ制作技法』リットーミュージック出版部


この本の中には、リアルタイムで入力されたMIDIファイルが入っているので、
ドラム各キットのヴェロシティやタイミングは”生”そのものです。

こういったMIDIファイルを使って打ち込んでいくのも、作業のやりやすさの点でオススメです。