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SONARの「Session Drummer3」で打ち込み:その3

「Session Drummer3」で打ち込み:その3

【ヴェロシティの編集(8ビート)】

前回で、1小節のドラムフレーズ「8ビート」「16ビート」を打ち込みました。

ただ、機械っぽくて、あまりリアルなサウンドに聴こえなかったように思えるかもしれません。

なぜならそれは、「ヴェロシティ(音の強さ)」がすべて一定だからです。

人間は全く同じ強さで打とうと思っても、1音ごとに若干の音のムラが出てしまいます。
前回作ったビートはそこを全く無視したものになっているので、機械っぽく聴こえてしまっています。

ということで、この音のムラを表現するために、「ヴェロシティ」を編集します。

ヴェロシティはピアノロールの下部にあります。

ヴェロシティ

線の高さが高いほど、音が強くなっていることを示しています。

ハイハットのヴェロシティを編集するだけでも大きく異なりますので、そこを編集しましょう。

まずは、ハイハットの偶数箇所を「Ctrlキー」を押しながら選択していきます。
そうすると、色の濃淡が互い違いになります。

ハイハット

次に、色が濃くなったMIDIノートどれでもいいので、マウスカーソルを持っていきます。
次のような、鉛筆マークの上にグラフが表示されているとOKです。

マウスカーソル

上の状態になっていることを確認して、左クリックを押すと、ハイハットの偶数箇所のみのヴェロシティが赤くなります。

ハイハット

このままの状態で、マウスを下へスライドさせると、ヴェロシティ線も下がります。

ハイハット

ということで、次のようにハイハットに強弱がつきました。

強弱ハイハット

では聴いてみましょう。

元の8ビートです。

元のビートと比べると、明らかにリアル感が出ていますね。