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スケールエクスプローラーについて
ここではScalerのやや下部(ブラウザの下)にある「スケールエクスプローラー」について見ていきます。下図の黄色の枠が「ブラウザ」、赤色の枠が「スケールエクスプローラー」になります。
スケールエクスプローラーを見てみよう
「スケールエクスプローラー」は、ブラウザの「SCALES」で指定したスケールに沿ったダイアトニックコード(指定したスケール音を基準に作られたコード)が表示されるところです。
例えばルート音を「A」、スケールを「Major scale」にすると、Key of Aのダイアトニックコードが表示されます。
コードネームをクリックすると視聴することもできます。
また、スケールエクスプローラーには「DIATONIC」「VOICINGS」「VARIATIONS」「MODULATON」の4つのボタンがあります。それらを一つずつ見ていきましょう。
【DIATONIC】
「DIATONIC」ではコードの音数をアレンジすることができます。
「Triads」は「1-3-5」度音で並べた3和音型、「7ths」は「1-3-5-7」度音で並べた4和音型、「9ths」は「1-3-5-7-9」度音で並べた5和音型、「11ths」は「1-3-5-7-9-11」度音で並べた6和音型、「13ths」は「1-3-5-7-9-11-13」度音で並べた7和音型になります。
「9ths」「11ths」「13ths」はいわゆるテンションコードと呼ばれるものですが、機械的に音を積み上げただけなので、実際にはあまり使われないコードになっていることがあります。
【VOICINGS】
「VOICINGS」ではコード音の並べ方をアレンジするところです。
ボイシングの種類は密集したもの、オープンなもの(各音の音程が幅広いもの)、ベース音が変わっているもの、5度音がないものなど多種多様なものが容易されています。
【VARIATIONS】
「VARIATIONS」では、各スケール音をルート音にした各種コードを表示できます。
例えば「TONIC」に合わせると、トニック音(スケールの1番目の音:ここではAメジャースケールになっているので「A」)をルートにした各種コードがずらっと表示されます。
指定のキーにない音で作られたコードは表示されず、キーを損なわないコードのみが表示されるようになっていますので、ありきたりなコードから脱することができます。
ちなみに、「SUPERTONIC」はスケール2番目の音をルートにした各種コード、「MEDIANT」はスケール3番目の音をルートにした各種コード、「SUBDOMINANT」はスケール4番目の音をルートにした各種コード、「DOMINANT」はスケール5番目の音をルートにした各種コード、「SUBMEDIANT」はスケール6番目の音をルートにした各種コード、「LEADING TONE」はスケール7番目の音をルートにした各種コードになります。
【MODULATION】
「MODULATION」については「モジュレーションビューについて」をご覧ください。
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