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ピアノロールで打ち込み:その6

ピアノロールで打ち込み:その6

ABILITYバージョン2.5から、ピアノロールをコードの構成音やスケール音に応じて色分け表示できるようになりました。

色分けの設定は、メニューバーの「表示」から可能です。

表示

まずは、コードの構成音ごとの色分け表示についてみていきます。


【コード構成音で背景色を色分け】

先程の「表示」から『コード構成音で背景色を色分け』を選択します。
これを押しただけでは特に変更はありません。この機能を使うには「コードトラック」にコードを指定しておく必要があります。

まずはコードトラックに、次のようにコードネームを打ち込みました。

コードトラック

そしてピアノロールを表示すると次のようになります。

コード構成音で背景色を色分け

ルート音は赤色、3度音が水色、5度音が黄緑、7度音が青になっています。それ以外の白色・黒色になっているところがコード外・スケール外の音になります。

視覚的にどの音がコードの構成音なのかがわかりやすくなり、コードを入力する際の手助けにもなりますし、メロディを作る際の参考にもなります。


【ダイアトニックノートで背景色を色分け】

今度は調(スケール音)に応じた色分け表示についてみていきます。

まずは目的の調を指定します。
ファイルメニューの「設定」から「スコアの設定」⇒『調』と辿ります。

スコアの設定

ここでは次のように「B♭(Key of B♭)」にします。

スコアの設定

そうすると、トラックビューに「B♭ Major」と表記されます。

B♭ Major


では、同じくファイルメニューの「表示」から『ダイアトニックノートで背景色を色分け』を選択します。

そうすると、次のようにピアノロールが色分け表示されます。

ダイアトニックノートで背景色を色分け

調内の音は青色、調外の音は白色あるいは黒色になります。

この色分けされたピアノロールなら、ダイアトニックコードを作るのも楽ですし、音の間違いも防ぐことができます。


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