パン(定位)とは?

DTMに必須の用語に「パン(定位)」というのがあります。
これは、音の位置を表す言葉です。

オーケストラの場合、大概各楽器の位置は決まっています。

例えばチェロ・コントラバスは右、ヴィオラ・ヴァイオリンは左など。ただ、その時々によって、変わりますが。

右に配置したチェロやコントラバスは当然右側から聴こえ、ヴィオラ・ヴァイオリンは左側から聴こえます。

このように、音の位置が左右にはっきりしていると、サラウンド効果で音に包まれたように感じます。

これを擬似的に作り出すのが「パン」です。

ソフト音源等に収録されている音は基本的に正面から録音しています。つまり、そのままその音を使っていれば、すべてが真正面から聴こえてきます。

すべての音が真正面からだと全くサラウンド効果は薄れてしまいます。

DAWにはその音の位置を変える「パン」のつまみがあります。

ちなみにGarageBandのパンは次のようなものです。

パンのツマミ

このパンを右(R方向)や左(L方向)に回すことによって、音の位置も右や左に割り振ることができます。

音楽CDに書き出す前に、パンの設定をお忘れなく。