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『メロディがひらめくとき』黒田隆憲著

『メロディがひらめくとき』黒田隆憲著

作曲の方法や手順は人によって千差万別ですが、実際にアーティストとして活動されている方はどのようにして作曲しているのか気になるのではないでしょうか?

こちらの本は、16人のアーティストに実際にインタビューしたもので、音楽に触れるきっかけや作曲方法・手順等について紹介されています。会話形式なので、読みやすさも感じられます。

ここで紹介されているアーティストは、ダンスミュージック系の方が多いように感じましたが、音楽の作り方という点に関してはジャンルを問わず参考になるのではないかと思います。

メロディから作る方、コード進行から作る方、コードとメロディが同時進行になる方、リズム(ドラム)から作る方様々ですし、同じ人でも手順がその時によって変わるという場合もあるようです。

ですので、あまり自分は「こうする」と決めず、その時その時の方法で作ればよいということがわかります。

紹介されているアーティストの中には、日記を書くようにその日その日にメロディを書き留めている方、1週間に1曲は作るようにしている方などストイックな方がいる一方で、アイディアが浮かぶまでは作曲に取り掛からない方もいらっしゃいます。

音楽を作り続けていると、やはり「やらなきゃ」という意識が先行してしまって(特にアーティストとして活動されている方はより一層そういう意識が強いと思いますが)、作曲を始めたころのような楽しさみたいなものが薄れてきます。

ですので、アーティストの方も「やらなきゃ」という気持ちではなく、「作りたい」という気持ちを保てる工夫をされているのだなということがよくわかりました。

作曲をし続けてなんとなくマンネリになってしまったという方は、一つの参考としてお勧めできる本です。



『メロディがひらめくとき』黒田隆憲著
『メロディがひらめくとき』黒田隆憲著