作曲本レビュー トップ > 『作曲エクササイズ40』

『作曲エクササイズ40』杉山 泰著

『作曲エクササイズ40』杉山 泰著

この本はメロディの作り方を中心に学べる本です。
「作曲エクササイズ40」というタイトルからもわかるとおり「40の設問」があります。
インプットよりもアウトプットに力を入れた本といえます。

そのため、理論的なこと(コード・セカンダリードミナント・分数コードなど)については、サラッと述べられている程度です。また、理論的なことはほんの一部しか取り上げられていませんので、この本で理論を勉強するのは向いていません。

少ないアイディアを基に、色んなアイディアを取り入れて、オリジナリティのあるメロディーにしていこうというのが、この本の趣旨です。

個人的にはこの方法は大賛成ですね。
普通は、初めから複雑なことをしようとか、1個目から完璧なものを作ろうという気持ちになってしまいます。

しかし実際には、シンプルなものに何かしらのアイディアをつけたして複雑化したほうが、結果的に速いですし、途中で挫折するのも防げます。

なぜそういうメロディにしたのか、なぜその音を付け足したのかなど、事細かに説明されているので、初心者の方にもわかりやすいと思います。

コード付けにも言及されているので、メロディはできてもコードが付けられないという方も勉強になると思います。

著者は、コード付けに特化した『リハーモナイズで磨くジャンル別コード・アレンジ術』という本も書かれています。より深いコード付けについて学びたい方は、そちらもご参考にしてみてください。

『作曲エクササイズ40』杉山 泰著