自分に合った作曲手順を見つける
人それぞれ、自分がやりやすい作曲手順というものがあります。
多くとられている作曲手順としては、
・コード進行から作っていく
・メロディから作っていく
・詞から作っていく
・ドラムトラックから作っていく
というものがあります。
人によっては、実際にギターやピアノを弾きながら作ったり、作曲ソフトだけで完結させてしまうこともあります。
また、これらの中でもさらに、
・一番盛り上がるサビから作る
・Aメロから順番に作っていく
・イントロから順番に作っていく
といった、最初に作る場所(セクション)も人によって違います。
はっきり言って、これらは千差万別・十人十色で、こうすべきというものもありませんし、これが一番というものもありません。
まさに「人によってやりやすい(最後まで完成させやすい)手順が異なる」ということです。
では自分に合った作曲手順って何なんだろうという疑問が起こります。
これを知るための唯一の方法は・・・・やっぱり作品を作っていくしかありません。
最初の20曲くらいはクオリティは全く度外視して、自分がやりやすい作曲手順を見つけるために作るのを目的にしても良いくらいです。
●今回の作品は「サビ」の「コード進行」から作ってみよう
●今回の作品は「Aメロ」の「メロディ」から作ってみよう
●今回の作品は「イントロ」の「ピアノアルペジオ」から発展させてみよう
などなど、手順を変えていきます。
数曲作っていくと、自分の経験則からやりやすい手順がなんとなく見つかってきます。
そして、やりやすい方法が見つかれば、そのままその方法で作り続けます。
色々手順を変えた方がどんな場面でも作れるようになって、より作曲がやりやすくなるのでは?と思われがちですが、やはり慣れない方法には時間がかかってしまって、余計な負担がかかります。
脳は慣れない作業をするとすぐに疲れてしまいますので、それが作曲へのモチベーションを下げてしまうことがあります。
ですので、「とりあえずは同じ作曲手順でずっと量産していく」ようにしてみましょう。