2013.08.24
カテゴリ:作曲アイディア
「シンプル」と「簡素」の違い
よく作曲で困っている生徒さんや、初めて作曲される生徒さんに「シンプル」を心掛けてください、と伝えます。
しかし、生徒さんの中には、1小節に2コぐらいしか音符がない、ほとんど同じ音しか使われていない、ほとんどが長い音価になっている、といったメロディを作ってこられる方がいらっしゃいます。
私が思う「シンプル」というのは・・・
無駄がなく、それでいて伝わるものがあることを言います。
枯山水のような感じでしょうか?
先ほどの長い音価・少ない音符・ほとんど同じ音など、これらは「シンプル」ではなく、「簡素」です。
「シンプル」も「簡素」も同じようなものですが、「簡素」というのは無駄がないけど、これといった良いところもないことをいいます。
つまり、当たり障りのない「平凡」と同じです。
最初から難しいことをしようと努力される必要はありませんが、最低限必要な努力をせず「簡素」なものに落ち着くのは問題です。
「簡素」ではなく「シンプル」を目指しましょう。